伊勢別街道
新しく買ったシューズの履き慣らしに伊勢別街道を歩く。
関の東追分から津江戸橋までおよそ18キロ。
前後を入れても20キロ程度と、慣らしにはちょうど良い距離と選ぶ。JR関駅からお馴染の関宿・東の追分へ出る。
伊勢別街道はここから楠原、椋本、窪田の
宿場を通り津の江戸橋で伊勢街道に合流する
参宮道の支道であったとある。
わずか20キロ弱の短い道に見るものは何もないが、
宿場に残る連子格子の家並みや、格式高い門構えの家などは
充分に街道歩きを楽しませてくれる。
追分から鈴鹿川を勧進橋で渡るといきなり
「鈴鹿駅家跡(馬や人夫を備え宿舎を設けた場所)」がある。
左に折れるて連子格子の家並みを見ながら
名阪国道の下をくぐり抜ける。
県道10号を行き
石山観音を分けると楠原宿に入る。
林の集落を抜け県道を横断し
横山池を廻り込んで行くと椋本宿へ。
「さんぐう道」道標
講札の立つ旅館「角屋」など
街道ムード満点の道を行く。
椋本からしばらくは何もない県道を歩く。
再び県道から離れると長い高野尾町の集落に。
途中「ぜに可け松」の小堂を見るとまた県道に合流する。
少し先で新しい県道10号バイパスが延びるが
左の旧県道10号へ入る。
また何もない県道をひたすら歩くが、道筋の家並みは連子格子や、
重厚な門構えの家が残り、街道の面影を充分に味わうことができる。
ふたたび県道で中ノ川を渡ると窪田宿に入る。
県道とはいえ細い街道筋を行き、
JR紀勢本線の手前で右に折れ、
大きな窪田常夜灯をみて踏切を越える。
また雨になる。伊勢街道のときもそうだったが、
何故か江戸橋に近づくと雨が降る。
すぐ真宗高田派本山「専修寺」があるが、
前にも来ているので先を急ぐ。
雨と、風で動きがとれず、寺内の家並みも
ゆっくり楽しむこともできなかった。 一身田中野を過ぎ
江戸橋駅を右にみて近鉄名古屋線の踏切を越えると
伊勢街道との合流点はすぐである。
新しいシューズの慣らし歩き。
最後は雨でゴアテックスのテストまでしてくれたが、
また長い付き合いができそうだ。
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