奈良の芭蕉句碑
奈良の芭蕉句碑を歩く。
句碑は西の京、唐招提寺から東へ歩き京終(きょうばて)称念寺、
若草山、二月堂とある。 今も平成大修理中の金堂を包む工事現場を通り
講堂を抜ける。
旧開山堂の前に句碑が建つ。
「若葉して御めの雫ぬぐはばや」
元禄元年(1688)~笈の小文~での吟。
唐招提寺、薬師寺から
「歴史の道」を歩いて奈良を横断する。京終の「称念寺」には
「菊の香やならには古き仏達」
元禄七年(1694)の句碑がある。
奈良から大阪に向った
最後の旅の途中に詠まれた。
ここからならまち、猿沢の池、
奈良公園と行き若草山へ。 若草山の麓、
「手向山神社」の近くの桜の木の下に
「奈良七重七堂伽藍八重ざくら」
年次未詳の句碑がある。
何度も来ているがこんなところに
芭蕉句碑があるとはまったく知らなかった。
芭蕉を追って初めて知るいろいろか? ここから三月堂へ行くと、二月堂との間にある
龍王の滝の前に句碑が建つ。
貞享二年(1685)「野ざらし紀行」で詠んだ
「水取や氷の僧の沓の音」。
二月堂は3月1日から始まるお水取りの準備で、
すでに竹柵が立てられ着々と準備が進んでいた。
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