久居市 子午の鐘と芭蕉句碑
久居市に芭蕉句碑が在るのを知り出かける。
久居駅を降りると猛烈な風が吹き荒れてやたら冷たい。
冬を感じる。
駅から1キロほどの幸町で細い路地を入ると
右手に「子午(とき)の鐘」がある。
「元文元年(1736)に造られたものだそうで
結構立派な鐘である。
鐘の傍らに縦型の新しい石碑で囲われた
芭蕉句碑があった。
石碑には「芭蕉が久居で詠んだ俳句で
1676年(33歳)の作」とある。
句碑は「道端の木槿は馬に喰はれけり 翁」。
安永7年(1778)に、
久居の俳人たちにより建立されたとある。
芭蕉句集では貞享元年(1684)の作で、
「野ざらし紀行」での吟とある。
紀行本文にも馬上吟 「道のべの木槿は馬にくはれけり」とある。
この辺りの解釈は素人にはよく解らないがさて?。
これで今日の目的は終わってしまったが、せっかくなので散策コースを歩く。
小学校、農林高校、中学校と学校を縫って行くが、
強風に校庭の砂が舞い上がり、砂塵の中を行くような状態にお手上げだ。
やっと小さな公園に着く。
そこから農道を少し行き町中に戻るが、
ここも風が吹き抜ける田んぼのなかで体が飛ばされそう。
冬の中で、少しの秋を見つけ写真に撮る。
ススキの穂もじっとしていてくれない。
途中、賢明寺に寄り「石造板五輪塔」なるものを見る。
鎌倉中期に建てられたものだそうで相当に古い。
境内とは思えない小さな墓地の片隅にあった。
町中に戻り、酒林の掛かる造り酒屋など、
静かな佇まいの町並みを見ながら駅に戻る。
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