東海道 杖衝坂
天気が回復して曇りから晴れの予想に、
東海道・杖衝坂の芭蕉句碑を訪ねる。
近鉄四日市から内部線に乗換え追分へ出る。
5月に桑名から日永の追分までは東海道を歩いているので
追分から歩く。
追分駅を出てすぐに道を左にとり旧道に入る。
結構車の多い狭い旧道をしばらく歩き、
内部駅付近で国道1号線を横断する。
内部川を迂回路(かっての旧道は橋が架かっていたが
今はない)の国道内部橋で渡る。
再び国道を横断し静かな旧道歩きを楽しむ。
この雰囲気がたまらず、
健康維持と芭蕉にかこつけては
街道歩きに出かけてしまう。
杖衝坂の標識で道を曲ると道は急に上りになる。
くねくねと曲る道を登っていくと
左に「史蹟 杖衝坂」の石碑と常夜灯、
そして「歩行(かち)ならば杖つき坂を落馬かな」
(笈の小文)の芭蕉句碑が建っている。
宝暦6年(1756)建立で、
昭和51年移築したとある。
追分駅から30分強である。
坂を上りきると(といってもそれほど
急な坂ではない)あとは国道をしばらく歩き
一度横切って石薬師に入るが、
横断する場所を間違えてしまった。
よくあることだ途中から旧道に戻り石薬師宿に入る。
石薬師は歌人で国学者である佐佐木信綱の生家が残り、
多くの家にも歌のしおりが取り付けられて信綱一偏だ。
国道を橋で渡ると石薬師宿の名前の由来となった
「石薬師寺」がある。
宿はずれの石薬師一里塚を過ぎると国道と
JR関西線を繰返し越しながら庄野宿へ続く。
今日は庄野の手前の加佐登駅で戻る予定だったが、
まだ昼前なのでそのまま庄野宿に入る。
庄野から西富田、中富田、小田、和田の各集落を抜けて
亀山宿まで歩く。
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