東海道 吉田から御油・赤坂宿
芭蕉の句碑を見に東海道の吉田宿(豊橋)から御油、赤坂を歩く。
11:30 少し遅い時間に豊橋駅を出る。
駅から東にしばらく歩き、国道1号線手前で見当を付けて左折する。 少し行った突き当りの札木町
「うなぎの丸よ」の店先に
「吉田宿本陣跡」の立派な石柱がある。
ここから少し複雑な道を行き、
豊川を「豊橋」で渡り
すぐ左折する。
少し先の聖眼寺山門前に「古碑松葉塚」があり、
境内の本堂左に松葉塚と芭蕉句碑が建つ。
句は「こを焼て手拭あぶる寒さ哉」。
貞享4年 杜国を美保に訪ねる途中、
ここに立ち寄ったときに
詠んだ句とある。
旧道は真直ぐ国道1号と並行して北西に延びる。
下地の一里塚跡から
伊奈に入ると途中に芭蕉と
鳥巣の句碑がある。
芭蕉句碑は「かくさぬそ宿は菜汁に唐が羅し」。
貞享5年の作。
芭蕉が鳥巣の家に泊まったときの作とある。
伊奈一里塚跡の新しい標柱を見ながら白鳥町で
名鉄名古屋本線を跨ぐ。
大社神社の白壁を見ながら先に行くと
姫街道(東海道脇往還)の追分に出る。
角に秋葉山常夜灯と道標が建っている。
ここからすぐに御油宿に入る。
左に御油の本陣跡、東林寺をみるとすぐに
「天然記念物御油の松並木」だ。
慶長九年(1604)徳川家康が
植樹させたものとある。
松並木を抜けると赤坂宿へ入る。
入ってすぐに関川神社がある。
本堂に向って右の大楠の下に芭蕉句碑が建つ。
「夏の月御油よりいでて赤坂や」。延宝4年(1676)の作である。
古い佇まいの残る赤坂宿のなかにあって、
今なを現存する江戸時代からの
旅籠「大橋屋」は、
赤坂宿を代表する建物はもちろんのこと、
昔ながらの風情を今に残す東海道の
貴重な建物だと、
現実に眼にしてみて初めて思う。
東海道と芭蕉 次は何処へ。
詳細=東海道 吉田から御油・赤坂宿
« 紅葉・信州松川渓谷 | トップページ | 中山道 鳥居本から高宮宿 »
「歩く・芭蕉」カテゴリの記事
- 鹿島詣(2012.07.26)
- 芭蕉更科紀行・善光寺(2008.06.05)
- 芭蕉更科紀行・続信濃路(2008.06.03)
- 芭蕉更級紀行・信濃路(2008.05.30)
- 芭蕉を歩く・中山道木曽路(2008.05.28)
コメント