濃州道(旧員弁街道)
ときどきウォーキングで歩いていた道が
濃州街道(旧員弁街道)の一部だと知る。
ならばと早速出かける。
手近なところはすぐ動けるから楽でいい。
この道は員弁郡下から桑名城下へ続く道として発展したと
「みえ歴史街道に」ある。
起点は桑名市三ツ矢橋町
「三ツ矢橋」バス停角になる。
南に少し行けば東海道だ。
西に歩き出すとすぐに近鉄と
JRの線路に阻まれる。
踏切を渡り右手にある馬道の旧道に入る。
馬道2丁目あたりは古い町並みが残り雰囲気が濃い。
道の大半は国道421号(員弁街道)に沿っているため
ときおり国道が見える。
国道258号線をくぐり右斜めに行き、
西別所、蓮花寺、在良と行く。
この辺りは神社、仏閣そして道端に地蔵堂が多い。
坂井橋から星川を抜け森忠には
市の天然記念物の「くろがねもちの木」がある。
この辺りも神社に地蔵堂が多い。
七和を過ぎて弁天橋を渡ると東員町に入る。
穴太を過ぎてしばらく国道を歩き、
カーマホームセンターの前で斜め右に入る。
すぐに一本松・鳥取塚があり、
「鳥取塚」の碑が建つ。
格式高い家が建ち、
旧道の面影がよく残る。
ここからしばらくは何もない
耽々とした道を行く。
六把野で県道517号(楚原停車場線)を行く。
右に養老山脈が見え、
左にはときおり鈴鹿山脈が顔を出す。
員弁町石仏から楚原に入り道を外す。
戻って道を拾うのに手間取る。
ようやく旧道に戻り、
いなべ市役所の先で国道を横切ると
道?とは名ばかりの田んぼのなかのあぜ道を行く。
(一応舗装がされているのであぜ道ではないか?)。
途中から少し広くなるが車は通れない。
上笠田で国道を横断し、
バス停の先からはしばらく木立のなかを歩く。
昼なお暗くの感あり。木立のなかを抜け、
北勢町麻生田を山田川に沿って行くが、
ここでも道を1本早く曲ってしまったのか、
先で地図と合わなくなってしまった。
そのまま地図の迂回路を進み、途中から旧道に入る。
六石から阿下喜に入り地図は途中で
北勢線の踏切を渡り田んぼのなかを行く。
少し先で右に入り線路を越えて
元の道に戻るようになっているが道がない。
踏切もなくその先は阿下喜駅だ。
辺りをよく見ると小さな川に沿った草むらのなかに
踏み跡らしきものがある。
線路に近づくと先に道らしきものがあった。
ままよと線路を越える。少し先でまた道がない。
取水口の溝をまたいで畑の横を行き、
ようよう元の道に戻る。
すぐ先が阿下喜巡見道との合流点だ。
角に小さな道標がある。
「右 こもの 四日市 左 くわな 」
濃州道はこの先、
藤原町山口の巡見道合流点まで続くが、
時間の関係で一旦ここで打ち切り、
残りはまたの機会にする。
阿下喜駅からバスで帰る。
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今日は、地元のいなべ、桑名関係で書かれたブログを探検訪問してます。
よく勉強されてますね。。
自分のマチをこのような視点で書かれたのをみると、非常に新鮮です。
投稿: seiji | 2006年7月 8日 (土) 12時33分
seijiさん
コメントありがとうございます。
濃州道、私も初めて知りました。
三重の歴史街道HPに県下の街道が網羅されています。
員弁市も多くの歴史の道が通るところ。
見逃す手はありませんよね。ぜひPRをしてください。
投稿: 好好爺 | 2006年7月 8日 (土) 21時03分