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2005年9月10日 (土)

近江を歩く

   PICT0011_1

9月8日、「芭蕉ゆかりの地」を訪ねて大津に行く。

新幹線こだまで京都に出て湖西線で堅田へ。
わずか1時間20分で堅田に着いた
(乗り換え時間16分を入れて)。


いつもながらこの現代の怪物君の速さには圧倒される。

本福寺の芭蕉句碑と芭蕉翁碑(石碑に絵が描かれている)をみて、
すぐそばの浮御堂へ。
浮御堂にはかって一度来たことがあるが
何十年も前のことであり記憶に乏しい。
境内には2基の芭蕉句碑が建つ。

「鎖(じょう)あけて月さし入よ浮み堂」、
「比良三上雪さしわたせ鷺の橋」である。

祥瑞寺、堅田漁港と芭蕉句碑を巡った後、
堅田から唐崎へ行き唐崎神社の「唐崎の松」と
句碑 「唐崎の松は花より朧にて」をみてバスで大津駅に戻る。

PICT0029_1 駅前から湖岸に少し行き旧東海道を膳所に向かう。
膳所駅からくるときめき坂の手前に
「義仲寺」がある。
木曽義仲の墓所であるが、
むしろ芭蕉の墓所として
多くの俳句同好者に知られているところだ。


境内には義仲公の墓と並んで芭蕉の墓があり、
墓の前に朝日堂と翁堂、後ろに無名庵と粟津文庫が建つ。


また芭蕉句碑3基(芭蕉の句とされるもの1基)や
巴塚など、多くの句碑と塚が所狭しと建っている。

句は 「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」、「古池や蛙飛こむ水の音」 
そして下記の句である。

PICT0060_1 再び旧東海道を行き、
国分の幻住庵へ向かう。
国分へは石山駅前から真っ直ぐ行けば近いが、
せっかくなので
大津市のハイキングコースに沿って行くことにする。

急坂を登りつめた国分町の街中を少し離れた森のなか、
近津尾神社境内の丘に新しい庵が建てられている。

神社境内の旧庵跡に句碑と、「幻住庵記碑」がある。

義仲寺の「無名庵」と、ここ「幻住庵」にたびたび滞在し、
深く近江を愛した芭蕉さん。
その「ゆかりの地」のほんの一部分を歩いてみましたが、
とても一日では回りきれませんでした。 

                          行春をあふみの人とおしみける PICT0066_1

新しい石山駅の2階広場に移設されて建つ 
旅姿の芭蕉立像。

                 詳細 = 近江を歩く                        

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歩く・芭蕉」カテゴリの記事

コメント

あの有名な「古池や~」は、ここだったんですか?
しまった。もっとちゃんと見ればよかった。また来年行きます、たぶん(笑)。
ここに古い池があるのでしょうか。

「古池や~ 」の句は貞享3年、芭蕉43歳のときの句で、深川芭蕉庵で催行された「蛙合(かわずあわせ)」の場で詠まれたもの・・だそうです。大津近辺ではここと岩間寺(西国33ケ所12番札所)の2ケ所に句碑があります。岩間も小さな池があります。
一度拝観されては如何ですか。ただしバスは月1回の縁日の日しかありません。近くのバス停から3キロほど登ります。
ちょうどいい運動では?。ぜひお勧めします。

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「ゼぜ」イントネーションが同じで一安心♪冨姫御殿の御膝元。良き商店街がある。 [続きを読む]

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