佐屋街道
久しぶりの東海道歩きに刺激されたわけでもないが、
「愛・地球博」に行くのをやめ
宮から桑名までを歩くことにする。
宮の東海道道標から国道1号線を高架橋で越え、
19号線を北上する。
新尾頭の交差点手前の細い道を左に入ると妙安寺がある。
ここに芭蕉句碑が2基あると言う。
「時雨塚 此うみに草鞋すてん笠しぐれ」と
「鴨塚 海くれて鴨の声ほのかに白し」だが時雨塚は確認できたが
鴨塚はわからない。先を急ぐ。
戻ると少し先の金山新橋南交差点の角に
「佐屋路」の道標がある。
道を左にとり佐屋街道に入る。
尾頭橋を渡り西斜め上に向かって
ほぼ一直線に進む。
尾頭橋商店街から新幹線をくぐり、
八幡本通りから
中川運河を長良橋で渡り、
烏森であおなみ線と近鉄名古屋線の高架をくぐる。
かっては開かずの踏切だったがようやく高架化が完成し、
渋滞も解消されたようだ。駅も綺麗になっている。
豊国通6丁目の交差点を横断すると岩塚宿に入る。
庄内川の堤防まで一直線の宿道が続く。
庄内川を万場大橋で渡り左に折れると、
右下に渡船場跡があり常夜灯が残る。
ここから万場宿に入る。
宿を抜け名古屋高速をくぐり、新川を工事中の砂子橋で渡り、
高札場跡の標柱をみて左折する。
東名阪道をくぐり道なりに右にカーブして行く。
小さな橋を渡り左折し、先の西条交差点で県道68号に入り西進。
七宝町を通り抜け西尾張中央道を越えると 右に神守一里塚がある。
五女子、岩塚(現存しない)、千音寺、
津島(現存しない)
各一里塚のうち唯一残された
一里塚である(左塚はない)。
ここから神守宿に入り神守長下町で右折、
静かな宿町を少し行き左折し
再び県道に合流する。
工事中の日光橋を仮設歩道橋でわたり、
津島市役所付近で南に一筋の側道に入ると
埋田の追分になる。
道標の先に「津島神社一の鳥居跡」碑、
2基の「常夜灯」と「石の鳥居」の
下半分が残っている。
ここから佐屋路は南に下るが今はない。
この先も寸断、消滅している箇所がある。
少し先を左折し南下する。
市民病院を過ぎ愛宕町4丁目の先で
愛宕神社の裏道を回り込む。
県道を横断し細い路地を抜けた先で斜め右に入る。
そのまま南下して佐屋北保育園の先で右折、
名鉄尾西線を越え内佐屋を左折し、
傍らの「佐屋海道此」碑をみて1キロほど南下し
須依交差点で右に折れると佐屋宿の中心に入る。
左脇の「くいな塚道標」の道を少し行くと
「水鶏塚」があり、
奥に「水鶏鳴と人の云へばや佐屋泊 芭蕉翁」
の碑が建つ。
戻って先に行くと
「さや舟場道」道標と
「代官所跡]碑があり、
道を越えた公園の脇に
「佐屋三里之渡跡」の
碑が建つ。
佐屋路の終着地である。
ここから桑名へは川を3里下る。 詳細 佐屋街道
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