名古屋の東海道
近江の芭蕉めぐりに刺激されて
鳴海に出かける。
名古屋と鳴海は
芭蕉がたびたび訪れた地であり、
句集「冬の日」が生まれたところである。
鳴海まで行くならついでに
名古屋の東海道を歩こうと思いつき有松から歩き始める。
有松絞りの暖簾がかかる古い町並をみながら鳴海宿に入る。
旧道沿いにある誓願寺には日本最古の芭蕉供養塔と
芭蕉堂がある。
寺からしばらく行った先の右手の丘に千句塚公園があり、
案内標識で右に細い急坂を登っていくと、
公園の片隅に
”芭蕉存命中に建てられた唯一の「翁塚」”と案内板にある
「千鳥塚」の小さな碑が建っている。
旧道に戻り天白川を渡ると「笠寺一里塚」がある。
市内に残る唯一の「一里塚」だそうだ。
そこからすぐに笠寺観音に着く。
境内に2基の句碑があり、それぞれ千鳥塚、
春雨塚と刻まれた新しい石標が建てられている。
句は「星崎の闇を見よとや啼千鳥」と
「笠寺やもらぬi岩屋も春の雨」である。
本笠寺の踏切を越え右に行くと呼続に入る。
道はきれいに整備されている。
山崎川を渡り左に折れるとあとは真っ直ぐ「宮の渡し」に向かう。
宮周辺の整備された旧道を
散策気分で歩きながら
国道247号を高架で越える。
大賑わいの蓬莱軒本陣
(人が道まであふれ若者が多い)
を見ながら堀川の方に行くとすぐに
「宮の渡し」に着く。
帰りは熱田神宮に参拝し、
境内の「宮きしめん」で遅い昼食をとったあと、
地下鉄で久屋大通公園に行く。
テレビ塔の下、
北側の一角に「蕉風発祥の地」の碑が建つ小広場がある。
詳細 名古屋の東海道
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